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さと子の日記広場たより 通算五五五号
    二〇一〇年四月四日(日) 旧更衣(きさらぎ)二十日
 今年の櫻は、なんだかとても静かに咲いているような気がします。花の咲きかけに強い風が吹いて心配したからでしょうか。一人で眺めるからでしょうか。
 その櫻が満開の美術館へ、連れあいの遺作を持ち込みました。北九州芸術祭陶芸部門に出品です。なくなる直前に窯入れした傘立てと、初期の作品で、彼は失敗作、つまり花器なのに漏る、というのですが、わたしは大好きでドライフラワーを飾っていた花器の二品です。大物一作目は傘立てでしたが、粗忽な私が倒して割れ、ボンドでくっつけて使っていて可笑しいからと作ったのです。桜の花びらがなかなか手強いと、滅多に言わない弱気な言葉を彼から聞きました。それが三月にお友達の手を借りて焼き上がったので、出品しようと思い立ちました。
 四月十三日(火)から十八日(日)まで、北九州市立美術館に飾られます。お近くの方、どうぞ見てやってください。本人は、出すつもりだったらもっとちゃんと作るのにときっと反対するでしょうが、私のわがままを通します。
 美術館から、井手浦浄水場へ行きました。二〇〇四年植樹の日記広場の櫻に、なんと二輪咲いていました。とっても嬉しくて涙が・・・・
 去年ダンボールコンポストの肥料を撒いてきたからでしょうが、やっと六年目に咲いてくれました。一つは散りかけでしたが、確かに咲いたのでした。ありがとう。
  さて、「テレジンの小さな画家たち詩人たち展」は会場を戸畑生涯学習センター一階ホール。会期は八月三日(火)から八日(日)。土曜日と日曜日はライブをする予定です。実は北九州文化振興基金に応募しようと書類を作ったり、美術館が八月のお盆はまだ空いているので、そこを借りるとすると市の共催をとれば、会場代が無料になるとか、あれこれ伝手を頼って(明治の教え子の吉田くんありがとう)やってみましたが、自分たちの出来る範囲でやればいいのではと考えなおし、子どもたちの絵のパネルも最小の四〇枚前後に、会場代無料の場所にしました。それでも輸送費や宣伝費やあれこれ入用ですが、心配ばかりしていては先へ進みません。なんとかなる、「力は出るもの出せるもの」と呪文を唱えています。 
 どうぞお力を貸してください。子どもたちが「いのち」
を見つめるきっかけになると、一緒に信じてください。 

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