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平成二十年度さと子の日記広場たより十一号 通算547号
二〇〇八年九月十五日(月) 旧葉月十五日
今日は中秋の名月です。でも、台風接近で見えません。平尾台では、芒が揺れているでしょうか。ずいぶん昔に家族や友人と、七輪とおでんの鍋をもって、名月鑑賞会を平尾台でしました。目の前の小高い山に阻まれて、ずいぶん遅く月が見えましたが、その明るさに驚きの声が自然に出ました。影踏みあそびが出来るくっきりとした影を見たときは、陳腐な言葉ですが、感動しました。
 異常気象だと取りざたされています。CO2削減に皆努力していますが、構成・文アーサー・ビナード・絵・ベンシャーンの『ここが家だ』(集英社)を読んで、思いました。
 広島長崎に落とされた原爆の一千倍の威力の水爆実験がアメリカ国防省の手で、マーシャル諸島ビキニ環礁で行われ、遠洋マグロ漁船の第五福竜丸が死の灰を浴びたのは、一九五四年のことです。わたしは十歳でしたが、久保山さんのことは覚えています。その後核実験は二千回以上も繰り返されたのです。異常気象だけでなく、さまざまな人間世界の心身の異変は、核実験の影響が皆無とは言えないでしょう。
 もろに死の灰を受け、苦しみの中で亡くなった久保山さんは他人事ではありません。長い年月を経て、じわじわと放射能を体内に吸収しているのではないかしら。水俣病は子どもを産むと母親は軽くなるのだそうです。四人の子の母親である私は健康です。四人の子も健康です。しかし孫の時代に、何も起こらないと誰が保証してくれるでしょう。人体実験のようです。怖い話です。
 この夏の「旅する絵本カーニバルin元気のもり」は、小倉駅そばAIMの子育てふれあい交流プラザでありました。六日間でのべ四千名以上の家族が、来てくださいました。一日五回のおはなし会、二~三回のワークショップ。楽しかったけれど会場のわらべホールや多目的室には窓がありません。そういう生活に慣れていないので夕方になるとはやく抜け出したくなりました。
 十月八日~十三日までの「もりの絵本カーニバル」は山田緑地ですから、絵本を眺めながら緑に浸れます。外の芝生で絵本を読むことも出来ます。わくわくしませんか。
 九日は日記広場の「やまもも文庫」がおはなし会をします。そのときに熊森福岡県支部長南里虚遊さんが虚鐸を吹いて下さいます。REBの原田さんはおはなしやさんとのコラボで十二日の午後です。蛇腹絵本作りは、八日から十二日のあいだ、ずっとします。絵本作りに来てください。

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