一覧表へ戻る
平成十九年度聰子の日記広場たより十六号 
 通算五三一号     二〇〇七年十一月七日(水)旧長月二十八日

八月十四日、絵本カーニバルin北九州の初日は空き箱等を使って「みんなの町をつくろう!』 でした。四十人ほどの子どもとおとなが参加しました。わたしは空き箱にコラージュで魔女の家。天体望遠鏡つきですが、実はここから空へ飛び出す!図サのR里さんは、勿論八幡西区の厚生年金病院跡地に出来る(作りたい)市民図書館です。日記広場のAsちゃんNちゃんそしてお母さんお父さんも素敵なのを作りました。
 つぺらつぺらさんお二人は、二〇〇五年二〇〇六年婦人之友に楽しい絵と文を連載されています。絵も文も二人で作られるとか。じゃばら絵本の『木がずらり』『魚がすいすい』は見る度に発見があって楽しいし『へんてこピープル』を見ながら、ぺらぺらにいさんやころころおばさんを、日記広場で作って楽しみました。
 そのお二人が、翌日はアクロス福岡の「子どもとともにデザイン展」会場内で石ころに顔を描くのをなさるというのです。北九州美術館でお会いした、九州大学ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクト主宰の目黒実さんの「このデザイン展はいいですよ、ぜひ見てください」との言葉が背中を押しました。十五日は大事な方のご命日で、欠かさずお参りし今年は三十年目でしたが、それも忘れるほど心が動いたのです。
 会場の入口には、目黒さんの友人の某女優さんのたくさんのトランクが並べられています。「旅する絵本カーニバル」です。にくい演出ではありませんか。そして「子どもとともに」という言葉が、全く正しい表現として展示物に表れていました。絵本、音楽、玩具、文具、衣服、食器など、生活を空気を、おとなが「こどもとともにデザイン」するのです。子どものためにではありません。おとなもともに子どもとともにデザインするのです。わたしが「よみきかせ」が嫌いなように「子どもとともに」に惚れ込みました。
 好きだったのは、先人の一寸した言葉を書いたタグが展示のどこかに紛れていることです。こういうセンスがいいのです。それから宮沢賢治の言葉を、硝子に書いてはめ込んだ箱がありました。その前に立つと、総毛立ちました。きっとここに何かがあるのです。
 北九州の子どもの「子ども」に、成年の「子ども」に、高年の「子ども」に見せたいと思いました。開くには百万円はかかるそうです。企業に開催をお願いするか、寄付を募るか、R里さんと仲間で考えていきます。本展がグッドデザイン賞を受賞したと知って、またまた思いが強くなりました。