一覧表へ戻る
平成十八年度 聰子の日記広場たより30号
 通算五一五号  二〇〇七年三月二三日(金)陰暦如月五日

 三月六日牧山小での「おはなしの会」後、公園でクロッカスの蕾を見つけました。
 はっと背筋を正したくなるほど凜とした蕾でした。
十糎もない小ささですが、それが見えたのは、惹きつけられたのだなと今になって思います。
子どもたちとベランダに毎年チューリップを植え、蕾のたくましさに感心するのですが、クロッカスは育てたことがありませんでした。カットの絵ではその健気さは伝わらないでしょうが、とにかく魅了されました。もうすっかり春が来たと思っていたのに、寒さに震え上がった日々の、しかも小雪の舞うときだったから、特にそう感じたのでしょう。
 あいにくスケッチ帳がなく、後で!と思いました。
それで又外出するのに、スケッチ→図書館→郵便局→ふれあい薬局に「広場たより」届け→ゆんたすさんへと用事を順序立てていたのですが、一歩出た途端ころっと忘れ、図書館へ行ってしまいました。
 するとそこで田中時彦さんに会いました。戸畑図書館での手作り絵本講座(毎月第四土曜日)の打ち合わせで見えられたのです。二階ロビーには今までの受講生の作品が図書館員手作りの額に入って飾られていました。
 田中さんとは例えば去年の劇団MAM「二月のともしび」公演会場付近でとか、戸畑駅の早朝とか不思議なところでばかり遭うので、戸畑図書館というまっとうな場所が嬉しくて、ゆんたすへお誘いしました。
 時彦さんは童画家として有名で、フリーペーパー隔月刊「元気っ子」の表紙絵も描かれています。の十五号の巻頭コラムを先日書いたのでいっそうご縁が深まったと思っていた矢先でしたから、スケッチどころか他の用事も忘れてしまったのです。
 ところがゆんたすではっとクロッカスのことを思い出しました。もう薄暮。明日蕾が開いてしまったのでは、私の腕では描けない!そう思って、ごめんなさいとお断りして飛び出しました。でも投函する封書は手元に!毎月届く「ゆりね通信」の田中佳子さんへ「今年も送って下さい」という依頼文です。一ヶ月前に「どうですか?」と手書きのお言葉を添えて下さっていたのにぼーっとした日々を重ね、お返事が遅くなったといういわく付きですから、一刻も早く出したい!日は暮れる!思わず走りました。走れメロス?走れました。あんなに膝が痛かったり、足首が痛くて走れなかったわたしが走っていました、息は切れましたが。 

 リビング北九州四月最初の号でジャンガーさんのジンギスカンを
 紹介してくださいます。 お楽しみに。」



一覧表へ戻る