平成十八年度 聰子の日記広場たより21号
 通算五〇六号  二〇〇六年十月十一日(水)陰暦葉月二十日

 前号で大きな間違いがありました。北九州市の赤字はただの三千億円ではありません。一兆三千億円でした。億がつくだけでも、私には気の遠くなる額なのに・・・
 婦人之友社の家計簿を三十年つけていますが、予算に対しての赤字はあっても、収入以上の赤字はふつうではあり得ません。大学生が三人の時は、会社からお金を借りたりもしましたが、踏み倒しもせずちゃんと返金しました。それが人の道です。
 それなのに国も赤字で国債発行、市町村もでは、おかしな話です。でもそれが現実で北九州市にそんな赤字があるとは、知りませんでした。それなのに市長を辞めるときには二億近い退職金が出るのは解せません。
 会社経営者が自分の経営がまずくて巨額の赤字を出して辞めるとき、退職金が出るものなのでしょうか。出たとしてももらえる道理がありません。それを赤字の穴埋めに使うことでしょう。長男が生まれてM学園を学期半ばで辞職したのですが、その月のお給料はお返ししました。育児休暇を終わりまで使えばボーナスも貰えたのだそうですが、自分の都合で辞めるのに、そんなことは出来ません。それがふつうの感覚だと思います。それがまかり通らないのが政治だとしたら、それは間違っています。
 今まで棄権したことはありませんが、なんとなく胡散臭くて公約も詳しくは読んではいませんでした。今回は「笑顔の北九州をつくる会」の呼びかけ人、それも代表になったので、そういうわけにはいきません。
 たとえばゴミ袋無料、子どもの医療費無料、市長の退職金無料は、一兆三千億円に較べれば、わずかの十四億円で実施できると知りました。図書館や給食など、民間委託が進んでいます。いろんなメリットがあげられていますが、要は人件費の削減であり、赤字のしわ寄せでしかないと気づきました。
 この日記広場を始めてから、いろんな方とのつながりが生まれ、嬉しい体験をし「力は出るもの出せるもの」を座右の銘にしてきました。六年もしなかった日記展が、沢山の方の協力で出来たのです。出来ないと思う前に、どうしたら出来るだろうと考えるようになっています。半世紀前の引っ込み思案で無口だった少女
を知っている人は少ないのですが、自分でもこの変化に驚いてい
ます。次の課題は、自分からプランを立てて実行することです。