平成十八年度 聰子の日記広場たより20号
 通算五〇五号   
二〇〇六年九月二七(水)旧暦葉月六日

 来年の一月に市長選挙があります。現在の末吉路線延長上の二人の候補者が早くから名乗り上げました。いずれも政界財界を後ろ盾にした強者です。 それに対して北九州市立大学経済学部教授の三輪俊和さんが、九月一日の記者会見で立候補を表明しました。「市民の会」の要請を受け、大学を九月で辞められる三輪俊和さんは、以前から市政には経済学者の立場で建設的な見解を持ち、一九八六年には『活き活き北九州市』を書かれました。末吉市長が三輪さんをブレーンにしていたら、三千億円もの赤字は出さなかったのではないかと思われます。大企業中心、それも中央中心では、地元の活気は望めません。確かに橋は綺麗だし、公園も一応整備され、見た目はいいです。でも昔からそこに生えている木々が何本切り取られたことでしょう。
 戸畑でも郵便局の周辺の木々が道路拡張のためでしょう、ごっそりなくなりました。山桃の木もあったのに、移植したのならいいのですが、どうなったのでしょう。
 動物愛護協会があるように樹木愛護協会を作り、伐採に反対の声を上げましょう。何十年もそこに育ってきた木は、黙っているだけです。でも命はそこにあります。その命を人間の勝手でなくしていいのでしょうか。木を不必要に(人間優先の考えで)切ることは、傲慢な事です。人間の命も粗末にされています。生活保護の申請を受け付けてもらえず餓死した人のニュースが北九州市で報じられましたが、箱物建設などにかけた莫大な費用の何千万分の一もかからず命は救えたでしょう。
 街を歩いて笑顔が少なく感じます。近代的なビルが立ち、快適な生活をしているはずなのに、笑顔が少ないのです。
 三輪俊和さんのキーワードは「笑顔」です。支援母体「笑顔の北九州をつくる会」の呼びかけ人の一人となったのは、パソコン談話室の初めての忘年会は若松で開かれたのですが、お住まいは若松なのに「みなさんと沢山お話ししたいから」と戸畑の集合場所にお見えになったことで、わたしにはない実意丁寧さを感じていたからです。
 政治屋が多いこの頃、政治家としての資質が十分の三輪俊和さんには、この選挙は試練の道だと誰しも思うでしょう。S氏派の友人から「世の中知らないね」と
冷笑されました。でも信じます。「いのち、暮らし、権利を守る」のが行政の
使命と言い切る三輪俊和さんを支援する人々の笑顔が増えていくことを。
         カット 肥中の柿