聰子の日記広場たより10号 通算四九五号
        二〇〇六年六月七日(水)旧暦皐月十二日


 第三期絵本講師・養成講座を受けます。
 六年前グリーンコープで絵本の講演がありました。その時の講師がほるぷフオーラム社の松本直美さんでした。絵本へのそして子どもへの愛に満ちたお話しに共感し早速『絵本フォーラム』(年六回発行)購読、直美さんも『日記広場たより』の会員という縁で、今回の講座のお誘いを受けたのでしたが、いつになくためらいました。受講料六万五千円もさることながら、日記広場と愛・Iくらぶが土曜日なので、私の勝手で休みにしたり動かすのが気が引けました。
 でも、絵本について学ぶのは大きな魅力です。文学部で卒論は宮澤賢治でしたが、児童文学を学んだわけではなく、ただ子どもの本の持つ真っ直ぐさが好きなだけのことでしたから、これは天が与えてくれた好機だと決心しました。
 この日記広場たよりも七月に五〇〇回を迎えます。このときに絵本講師の道を踏むのも悪くないなと、これも必然のことなのだと感謝します。。
 日記広場の子どもはみんな本が好きです。例えばAsちゃんは寝る前の、T春さんの作るお話しが大好きです。愛ちゃんは、絵本の言葉を自分の言葉にしています。(四九三号の裏)。Nちゃんは三歳の時すでに千冊を読破(読んでもらって)、N海さんの聞き書きで素敵な詩や物語が書かれている最近の日記を眺めるのは楽しみの一つです。
 絵本に力あるから子どもの心が育つのですが、父母祖父母その他、機械語ではなく誰かが、肉声で子どもに読み語ることが一番素晴らしい力です。
 ですから、五月二七日第一編講師の中川正文さんの「読み聞かせは嫌いです」の言葉にとても嬉しくなりました。その言葉に違和感を抱く同志!です。
 一九六七年「日本の子どもの本研究会」が使い始め、それを朝日新聞が大きく取上げたのが始まりです。松岡享子さんと松居直さんと三人で反対されたと聞きました。確かに幼児はおとなの手が必要です。でもそれは何かを「してやる」何かを「させる」という、強く言えば支配者意識ですが、それでは心は育ちません。本へのおとなの感動を肉声で子どもに読み語ることが、子どもに本を読むことです。
よみかたり・よみあい・おはなしやさん!