平成十八年度 聰子の日記広場たより5号
 通算四九0号   二〇〇六年五月三日(水)旧暦卯月六日


 四月の戸畑図書館教養講座は「食品添加物の功罪」〜消滅する本物の味〜と題して『食品の裏側』の著者安部司のお話でした。早めに入って例の如く一番前に座ると、前の卓には白い粉の瓶がずらずらーと並べられていました。数える気にもならないほどの沢山の添加物です。白い粉は麻薬の別名でしたが、今は添加物のことと思うだけでも恐いことです。
 添加物は、国が鼠の生体実験で基準を定めて許可しているとはいうものの、一種類なら大丈夫でも何種類も使ったときの毒性は、いわば私達の人体実験が今されているのだからと、ハムやかまぼこは正月以外は買いませんでした。無果汁ジュースも論外でした。有吉佐和子さんの『複合汚染』は強烈な印象でしたから。
 しかし、考えは甘かったのです。コンビニのサンドイッチとおにぎりとサラダのパックを手に、食品添加物の神様とまで言われたトップセールスマンだった安部さんのお話しに愕然としました。二一〇円のサンドイッチに少なくても三〇種類の添加物が・・・・おにぎりにしても、消費者は新米のように甘くて時間が経っても固くならないのを求めますから、その要求にこたえ、百円という安さを維持するには、腐らないサラダには・・・・添加物の白い粉が活躍するのです。
 安部さんは「添加物を支持しているのは皆さんです。皆さんと言ったら悪いから大衆と言いましょうか。添加物が悪いと思ったら買わなければいいのです。ところが安い、便利、腐らないからと裏の表示も見ずに買う。現在三万軒のコンビニで売り上げ零が三日続いたら、その食品はもう消えます。雪印乳業がそうでしょ」賢い消費者になって下さい。そのために手首の運動、つまり裏返して表示を見る(笑い)をしてください、と熱く話されました。
 早速帰って手首の運動をしました。醤油瓶を裏返してみると、かなり拘って糸島郡から注文していたのにアミノ酸等・カラメル色素とあるではありませんか。前日日記広場で穂高の蕎麦を自家製のめんつゆで食べました。昆布と鰹節で出汁をとったのよと威張っていましたが、本物風の醤油では威張れません。原産地アフリカ
 しかし一番安部さんが言いたかったのは食の乱れです。     
 その影響を一番に受けるのは、子どもなのですから。