平成十七年 聰子の日記広場たより25号  通算四八〇号 
   二〇〇六年一月二十八日(土)太陰暦師走二十九日

 二四号の裏面に紹介したチャリティコンサートに行ってきました。
 正月五日にひいた風邪が長引いて、十八日の日記広場をお休みし
ましたが、咳がどうかした拍子に出るくらいに治ったのでのど飴持
参でした。
 戸畑高校三十回生の山崎箜山さんや大好きなトリオ・ロス・フアンダンゴス
のアコーデオン弾きいわつなおこさんも出られるからです。   
 今年は毎日自彊術をしようと四日まで続けたのに風邪で出来なくて、それで
二三日から再開しました。だからもう大丈夫なのです。以前、毎日自彊術をし
ますと明言しながら、やっぱり自分一人ではなかなか続かなかったのですが、
わずか一五分で出来るのですから、決意を固くしました。
 そう思ったのは奇跡の義足マラソンランナーの島袋勉さんのお話を聞いた
からです。思わぬ事故で両足切断・記憶障害・視覚障害に見舞われ、激痛と
将来の不安を抱えて電話したら、お母さんは「それだけ痛い目に遭ったのだ
から、何かを学ばんとバカと一緒やね・・ハハハ」と笑われたそうです。
 この母にしてこの子あり。勉さんは両足がなくても出来ることはと、
出来ないことを考えて暗くなるのではなく、出来ることを考えて、それは
どうやったら出来るのかと工夫されたのです。義足で歩く練習中、マラソン
に出ようと思い立ちリハビリを人の何百倍もする。歩きすぎて切断面を傷つけ
看護婦さんに見つかって包帯巻かれ、義足が着けられない。では、と考える。
膝下切断なのだから、ぼくには膝がある、それで歩いてみようと即実行。
しかし痛くなる。そこで考える。裸足で歩けば痛いけれど靴を履くから外を
歩けるのだと、膝に靴を反対向きに履いて歩けたと話されたとき、なんと凄い
人なのだろうと鳥肌が立ちました。義足や、視覚記憶障害であることを隠すまい
と先ず思われたことも並ではありません。
 世の中には素晴らしい人が沢山います。このコンサートの案内は、養心の会の
石丸龍さん(毎月千通以上の「一心」の宛名書きを手書きでされている)と
「ゆり根だより」を同じく手書きで、この一月現在一五四号の田中佳子さんからです。
お二人とも倦まず弛まず世の中の役にたつ仕事をされています。
身近にそういう先達がいるのは大変な幸せです       
                       カット 同じく葉が 出た人参