平成十七年 聰子の日記広場たより7号
  通算四六二号    二〇〇五年六月二十二日(水)太陰暦皐月十六日

 野いちごの次は桑の実です。
 図書室支援の牧山小の保健室の側にあるのです。日記広場の前日に熟れているのを確かめて、子どもを連れていきました。M小四年のAちゃんとM学園三年のKくんと五歳Rちゃんの三人です。
 天籟寺川の魚を見たり、石榴の花を眺めたりして辿り着いた小学校の校門は坂道で、左手は崖です。木登りの好きなKくんはヤモリのように登りはじめ、Aちゃんも続きます。そこへパトカーが来ました。巡回なのでしょう。崖登りの二人に「怪我するよ」とマイクで注意します。「怪我しないように登りなさい」と言って欲しかったのですが「怪我するからやめなさい」と言わなかったのを喜びましょう。
 ある地域では木登り禁止だそうです。怪我や事故を恐れてなのでしょうが、それはおとなの都合です。子ども本来の冒険心を育てることが、子どもの生きる力を豊かにすることなのに、狭い了見のつまり自分の立場しか考えないおとなが増えています。
 今年はぐみも豊かでした。次週はM小の帰り道の知らないお家に飛び込んで、いただいてきました。私は甘いと感じるけれど渋みもあるので、味見は積極的には薦めませんでしたが、また桑の実食べたいというRちゃんは早速口に含んで「甘いよ」
 そして梅ちぎりです。Sさんの御厚意で今年で四年目。三十五年以上は経っている大きな梅の木は、「日記広場」と立て札こそ立っていませんが、私たちのために取り置いて下さっています。今年は不作ですと仰いますが、のびのびと伸びた枝、茂る梅の葉っぱ、しっかりと太った梅の実、嬉しい光景です。
 今年はこども十二人おとな十一人の多勢です。李佳芳さんと一歳半のマンドッチくん、引き込もっていた間に太って嫌だなと言いながら俊くん、も参加。お父さんが三人も来てくださって、高いところの梅専門で活躍してくださいました。 去年もそうでしたが蜜柑の木についている青虫を沢山取ってきてくださいました。前週、黄筋揚羽の羽化の瞬間を見損なった有紗ちゃんが
持って帰りました。その瞬間を見て、きっと感動するでしょう。
 梅の次は山桃。氷砂糖だけで作るシロップは色が楽しみです。     甘い桑の実