平成十七年 聰子の日記広場たより5号
  通算四六〇号     二〇〇五年五月二十五日(水)太陰暦卯月十八日

 三月二十五日ウェル戸畑で「地域ぐるみの子育てをすすめる会」の高山静子さんの
お話しを聞きました。
題は「子どもとメディア」
 乳幼児子育てネットワーク「ひまわり」のMLで知りました。紹介したのはゆんべんさん。
先日結婚した長男と牧山小学校では同級生ということがメールで判り、私は勝手に彼女
を「若い友人」の中に入れています。
 福岡県少年課調査や小児科医や心理学者やご自身の体験に基づいた話を高山さんは
穏やかになさいますが、どの事実も現在の子どもの問題点に深く迫り、一語たりとも聞き
逃せませんでした。今の子が可哀相でなりません。
 小学一、二年生で「とても疲れている」に「よく」「時々」と答えたのが合わせて七〇%の
現実。五.六年生で「生きているのが嫌」四〇%「何もしたくない」六八%「自分は駄目な
人間と思う」四八%。この数字に驚きます。 
 七年前からの育児相談では、かんしゃくを起こす・泣く・かみつくという情緒不安が増え、
その原因はほとんどが寝不足なのだそうです。四〇年前は三歳は八時就寝でしたと言わ
れましたが、今は十時過ぎに寝る子が五七%もいます。一五年前までの我が家は、六時
食事八時就寝が原則で、父親とは朝しか顔を合わせないので「お父さんいってらっしゃい、
またあしたね」が見送りの言葉でした。
 乳幼児期の食事睡眠遊びの基本生活をテレビ・ビデオが変えました。
 平成八年からそれまで二〇分だった「お母さんといっしょ」の放映時間が長くなり、
全国平均で一歳児がテレビを三時間見ているという数字が出ました。
 見る時間が長いと、テレビビデオ育児症候群になります。視線を合わせない、表情が乏しい、
気持ちが通わない、友達関係が持てない、情緒が未発達で問題行動を起こす。
これらは自閉症の子と同じですが、テレビを消すと解消します。
 ある犯罪心理学者は三歳まではテレビを見せない、脳が完成する一〇歳までは一日一〇分
といいます。テレビの内容は重要ではなく、テレビを見ることで人との関わりや遊びの体験が
奪われてしまうことが問題だからなのです。
 テレビ・ビデオが子どもの心を破壊します。早く寝せないと脳に悪いのです。
朝早く起きて、脳を育てる遊びを子どもとしましょう。