平成十六年 聰子の日記広場たより19号 通算四四四号 
            二〇〇四年十一月六日(土)太陰暦長月二十四日

  十四号で紹介した池間氏からアジアチャイルドサポートニュースがメールで届きます。
 沖縄の高校での講演で、ざわざわして全く話を聞かない生徒に、
本気で怒って「オイ聞け」と一喝したら途端に静かになって真剣に聞き出しました。
 おとなが本気でぶつかることをしないから、今の子どもが駄目になっているのです。 
 東京の中高一貫教育の学校(ワタミフーズ経営)は、はじめからきちんと聞いたそうです。
この学校は今の教育制度では駄目になるという観点からの教育なので、
そういうおとなの毅然とした態度が、子どもを育てるのでしょう。
 カンボジアの報告がありました。
カンボジアの子どもは水くみが仕事です。
地雷で手足を失った身体でも水くみをしなければなりません。
貧しい家庭は水を買うお金がなく、悪い水で下痢をして死にます。
子どものために井戸が必要なのです。
それで井戸を作る調査のため池間氏は村々を廻られます。
ブノンペンの地雷は完全に撤去されました。
でもカンボジアの村には至る所に地雷があるのです。
いつ地雷を踏むかわからない恐怖のなかで調査をされている池間氏の勇気は、
人を愛する心から生まれるのでしょう。
 地球交響曲第五番という映画を見ました。
 生と死をテーマの二時間半にムーブの椅子は堅かったのですが、
身じろぎする余裕もなく見入りました。
そして一番心に残ったのは
哲学者・未来学者アーヴィン・ラズロー氏のバタフライ効果という言葉でした。
天才的なピアニストであった彼は、
「人間は地球や自然の一部分である」という見方を早くから持っていました。
それで「ブタベストクラブ」を主宰し、ダライラマ法王をはじめとする四十人の賢人達が
未来への提言を行っているそうです。
バタフライ効果とは、世界のどこかで蝶が羽ばたいて出来た小さな風が、
一週間後には颱風に発達する現象です。
どんな小さな力でも、正しい時に正しい場所で正しい方法で発揮されれば、
地球規模の変化を起こしうると言うことです。
先日岡垣の西田陽子さんから町長選挙に出馬すると電話がありました。
無謀かもしれません。
でも、小さな力でも信じて出すことが大きな力になると確信します。
応援します。 

付記:陽子さんは出馬を断念しました。岡垣町議として町政の改革に
    いっそう力を注ぐでしょう。
付記:池間氏からのメールニュースです。2004年11月4日付け
地雷被害者の農場
 NGO沖縄アジアチャイルドサポートは5年ほど前からカンボジアの支援を継続してい
る。モンゴルのことが大きく取り上げられたせいで当団体はモンゴル支援のみだと思わ
れがちです。実際はカンボジアのほうが長期的に支援を行っているのです。金銭的にも
モンゴルを上回っている。学校建設、井戸の建設、子供たちへの教育支援、衣類輸送そ
して地雷被害者に対する支援です。プノンペンの中心部から車で30分ほど行くと我々が
支援している農場がある。地雷で体の一部を失った人や完全孤児など数名の人々が暮ら
している。数年前に始めてあったときには、この人々は飢餓状態で今日の食べ物さえも
得ることが出来ないほどであった。
 工業用のポンプを設置し大量の水を確保することから始まった。その水を近隣の農家
や住民に水を売ることからはじめた。このプログラムは非常に上手くいった。現場のニ
ーズに適していたのです。餓死寸前まで追い詰められた人々が、すぐに生きていけるよ
うになったのです。たかが水ではありません。途上国において水を確保するのは大変な
ことなのです。ディーゼルポンプで地下150メートルから水をくみ出しています。その水
は飲料水としても大丈夫です。ポンプのお陰で生きていけるようになったのです。
 現在は家畜も育てています。豚を数十頭飼育しています。鶏も50羽ぐらい居ます。
そして、今年の初め頃、農耕用の牛を入れました。この牛は、今妊娠しています。そろ
そろベイビーが生まれる頃です。

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NGO沖縄アジアチャイルドサポート
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URL:http://www.ngookinawa.com
Mail:ikema@ii-okinawa.ne.jp
池間 哲郎
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