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平成十六年 聰子の日記広場たより14号
  通算四三十九号    二〇〇四年九月十一日(土)太陰暦文月二十八日

 特定非営利活動法人NG0沖縄アジアチャイルドサポート代表の池間哲郎氏の講演を聴きました。題は「閉ざされた世界の中で懸命に生きる子どもたち」
 地球人口の八十%はアジアアフリカの五十億人ですが、その十一億人は栄養失調、六億人は今日食べるのもない状態です。だから、二秒に一人、年に千五百万人が飢えて死にます。その九十%は子どもです。全人口を生かす食糧は充分にあるのです。でも、日本と米国あわせると世界人口の二%が食糧の四十%を食べ、その二割は捨てられている事実。学校給食も捨てらるそうですが、慎ましかった過去の日本では考えられません。日本はやはり病んでいるのでしょうか。 
 哲郎氏は三十五歳の時、フイリッピンのスモーキーマウンテン(ゴミの山の通称、劣悪な環境状況)に住む小六の女の子の夢は「おとなになるまで生きること」と聞いて、懸命に生きる命だから、この命を生かすためにと活動を始めました。 それから十五年、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、モンゴルなどの貧困地帯に行き、必ず一日は彼らと同じものを食べ、同じ所に寝るのですが、モンゴルのマンホールだけは半日で駄目だったそうです。マイナス三十℃にもなるモンゴルで、親から捨てられた子どもたちは、火力発電所から各家庭に送られる温水の通るマンホールでしか生きられません。真っ暗なマンホールにゴミは散乱し鼠、ゴキブリが走り回ります。やわらかな耳たぶや唇は鼠に囓られ、病気になりおとなになるまで生きられない環境です。でも懸命に生きています。
日本の子どもはあまりに大事にされすぎて生きる力も、そして他を思いやる優しさも失っている、これはおとなの責任だと哲郎氏は断言します。彼はボランティアは@理解することA少しだけ分けること。百%ではなく一%を。B自分が一生懸命生きることと中学生に伝えます。この講演会はおとなは千円ですが、沢山聴いて欲しいからと小中学生は無料でした。七万円で井戸が掘れ、それは百人の命を救います。沖縄の学校名の付いた井戸での子どもの笑顔は印象的でした。
 わたしに出来ることは、月々千円のチャイルドサポーター
に応募することです。講述録も購入します。御協力下さい。

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