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平成十六年 聰子の日記広場たより5号
  通算四三十号 二〇〇四年五月二十二日(土)太陰暦卯月4日     

 虹を見ました。
 月蝕のあった五月五日、茶房青花お勝手サポート&シェァリング倶楽部のわたしの活動日の水曜日です。活動といっても美味しくお茶を戴いた後、ほんの少しお茶碗洗いを手伝うだけです。紅茶がいちばん綺麗に見えるからと選ばれたウエッヂウッドの紅茶茶碗ですから、丁寧に丁寧に洗います。角さんの飾らない、けれど味のあるお人柄に触れると、こちらがサポートされ、豊かな時間をシェァして頂いてるのです。
 図書室支援はお休みなので、お店の開く十二時には着いておこうと予定していたのですが、一日から続く頭痛(ずっと低血圧なのが、正常値になったための頭痛)、昔は偏頭痛に憧れていたほど頭痛知らずでしたので、慣れなくてもたもたし、午後一時半過ぎ二時前、戸畑駅の近くの信号待ちしていた時です。
 いつもの癖で空を眺めます。すると左上空、西方面に虹が見えました。かなり太い幅でくっきりと横に伸びています。弧を描いていないのが不思議でした。アーー虹と呟いたくらいでは誰も見上げません。「みなさーん虹が出ています」と大声で叫べたらいいなあと思いつつ、渡り終えてデジカメで虹を撮します。実は誰も虹!と騒がないから、頭痛がもたらす幻影かと疑いました。一枚撮して確かめると、ちゃんと写っていました。西からやってきている二人連れは自分を撮しているのではと不審顔です。そこで「虹です」と指さしたら喜ばれました。勇気を出して、何人かに、教えました。若い人にしか声かけ出来ませんでしたが、駅のホームでは年配の方にも言ってみました。
 昔は大きな虹を見たものですとか、あちら側からも見えますよと教えて頂いたり、でも、その三人以外は知らん顔です。どうしてなのでしょう。虹を見ても何の役にも立たないかもしれないけれど、美しいのを見るのは楽しいではありませんか。心を動かし、体を動かすことが面倒なのでしょうか。       
 後日、それは虹ではなく彩雲とわかりました。古来瑞兆とし   
て尊ばれたそうです。いいことがあると信じます。           卯の花 ユキノシタ科


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