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聰子の日記の広場たより 27号      
通算四二十一号 二〇〇四年一月十七日(土)太陰暦師走二十六日

                                                      
 昨年の十二月二十一日、ゆんたす珈琲店のプチコンサートでマンドリンのやわらかな響きに乗せて「千の風」を朗読しました。
 戸畑高校の同級生K玉さんの「木の実」という可愛いお店を開いている妹さんの同級生のかたの紹介で、北九州マンドリン合奏団のM瀬さんとお仲間三人の演奏に、不肖わたくしがコーディネートのお役目。ああでもねーこーでもねーとするからなのだそうです。
 マンドリンはイタリアの楽器と最初の打合せでお聴きしたので、それではイタリアのお話しをしたいと捜しました。で選んだのが『クオレ』(「母をたずねて三千里」が有名)のなかの「難破船」。岩波少年文庫版です。それを二度目の打合せでお話しすると何とぴったりの「海の組曲」をバックにしましょうと即決。もうひとつはイタリアのグラフィックデザイナー イエラ・マリさんの『あかいふうせん』。すぎのこもりさんが作られた紙絵を夏の”おはなし会”で見たときから、野望!を抱いたのでした。昔から好きな『THE APPLE AND THE MOTH』『THE CHICKEN AND THE EGG』と同じ作者だったとやっと気付きました。この二冊は英語版だったので作者名を全く読んでいなかったのです。余談ですが林檎の日本語版は『りんごとちょう』です。蛾と訳したら、日本人は嫌うからでしょうか。中学教科書に掲載の『少年の日の思い出ーエーミールと蝶』(ヘルマンヘッセ)も蝶ではなく「クジャクヤママユ」という蛾です。
 で、最初の七ページは一晩で作りましたが、細かい植物画の場面は次女にSOSです。彼女の強力な協力がなかったら出来上がらなかったでしょう。しかし材料費だけで『あかいふうせん』六冊買えます。勿体ないので貸し出します、あるいは出張してお見せしますので、どうぞお声をかけてください。勿論無料です。
 その二十一日に、内モンゴルの陳吉日木吐さんと台湾の李佳芳さん夫婦に男の子が生まれました。マンドッチくん。モンゴル語で「陽が昇る・名が上がる」という意味だそうです。ヂリムトは「義」の意味です。JRを使って入院したという八幡市立病院で、マンドッチ君の蒙古斑をしっかり見てきました。おめでとう。

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