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聰子の日記の広場たより 26号          
通算四二十号 二〇〇三年十二月二十日(土)太陰暦霜月二十七日

 先週の水曜日十日のことです、ラジオから「千の風になって」が聞こえてきました。聞き耳を立てると、原詩を探し出して訳した新井満さんの朗読です。
 死んだらこの曲をかけて欲しいと奥さんに頼んだという満さんの話を聞いて、朝日新聞の小池さんが「千の風になって」の詩と歌について八月下旬天声人語に書かれたそうです。すると「詩を教えて欲しい」「CDを分けて欲しい」との問い合わせの電話がひっきりなし・・・それで「千の風になって」(講談社)が十一月に出版されました。すぐ捜しましたが近くの二軒の本屋にはなかったのでインターネットで購入しました。三日で届きました。千の風だから千円なのです。

  千の風になって 作者不詳 日本語詞 新井満

 私のお墓の前で 泣かないでください
 そこに私はいません 眠ってなんかいません
 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹き渡っています

 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる
 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る

 私のお墓の前で 泣かないでください 
 そこに私はいません 死んでなんかいません
 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹き渡っています

 アイルランド共和国のテロで命を落とした二十四歳のイギリス兵士が「私が死んだときに開封してください」と両親に託した手紙の中の詩でした。
九・一一テロで父親を亡くした十一歳の少女が一周忌に朗読したそうです。
 満さんの幼なじみの友人の奥さんが癌で亡くなり、その追悼文集で知ったのがきっかけだそうです。原詩はネィティブ・アメリカンではないかと満さんは推測し、レイラ(風)という少女の物語を作りました。再生を信じます。


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