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聰子の日記の広場たより 20号                  ↓デンファレ
 通算四一四号 
    二〇〇三年十月十一日(土)陰暦長月十六日
  
 お墓に飾った白い花はトルコ桔梗とデンファレです。
一ヶ月以上経ったのでデンファレの先っぽの花は枯れましたが、あと二つ清々しく残っています。
 横たえてお供えしていたのですが、枯れてしまったトルコ桔梗を取り除いたときふとデンファレを地面に挿しました。
 九月の中旬からは雨は降りません。お墓は櫻の大樹の下なので、直射日光でないのが幸いしたのでしょうか。一度は、早めに日記の広場に来たK吾くんが「猫のお参りしてくる」というので、お花に水やってと頼みました。
 小さかった蕾が大きくなってもう咲きそうです。ただ突きさしただけなのに根付いたのでしょうか?不思議です。サリアンの魂が咲かせているのでしょう。
 我が家に猫のもも太郎が住みだして二ヶ月経ちました。はじめて彼に会ったのは近くの靴やバッグのお洒落な店ベガさんです。以前お店で飼っていた猫の死にとても悲しんでいたので、それに代わる猫を飼われたのだな、だからとても品のいい目の綺麗な猫だなと思いました。ところが捨て猫で貰い手を探していると聞いた途端、
 「飼いたい」
 日記の広場でずっと生き物を育てていたのに、この三年は初夏の蟷螂だけで、蟷螂は飼うのではなく言うなれば生まれるのを待つだけです。
 でも、猫を飼ったことがありません。連れ合いも猫のことが判らないのに飼ったら猫が可哀相だと言います。でも、二人の娘は幼いとき動物を飼ったことがないのに今は犬を飼っています。それにベガさんがなんでも教えてくれます。二日迷って飼うことに決めました。
 ベガさんは猫のトイレや砂や餌やあれこれ一式抱えて、猫も抱えて四階の我が家まで連れてきてくれました。
 子どもたちは日記の広場に来たらまず猫と遊びます。終わったらまた遊びます。広場の日以外にも「もも太郎は?」とA紗ちゃんは遊びに来ます。二歳のA香ちゃんは「ももたろうこわい」だったのが、「ももたろうかわいい」と頭や体をちょっとですが撫でられるようにもなりました。
 こんな体験をあの長崎の少年がしていたら、あんな悲惨な事件は起こらなかったと思えるのですが。


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