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 聰子の日記の広場たより 5号
通算三九九号 二〇〇三年五月七日陰暦卯月七日

 戸畑は夜宮のなんじゃもんじゃが真っ白な花を咲かせています。
 なんじゃもんじゃ?
 その地方にはめずらしい 樹生や巨木をさし、たとえば千葉の神崎神社の楠、東京明治神宮外苑のヒトツバタゴ、筑波山のアブラチャンは「なんじゃもんじゃ」と昔から言われていたそうです。戸畑のなんじゃもんじゃは対馬に自生しているのと同じヒトツバタゴです。細い四片の白い小さな花ですが、それが木全体を真っ白にします。
 対馬では別名「海照らし」 巨木のなんじゃもんじゃの木全体が真っ白になると、海をまるで照らしているようだから。それで一〇年以上前ですが、花の輝く様を見たいと対馬吟行を計画しましたが、予定より花が早く咲いたそうで、花が終わった樹を見ただけでした。
 戸畑の街路樹になったのは六年くらい前からでしょうか。ずんずん大きくなって真っ白な花を咲かせるたびに、この花が海を照らしている様子を想像しています。
 さて端午の節句はすぎましたが、端午の節句のタンゴツアー!今年も粽や柏餅や団子は食べなくても、トリオ・ロス・ファンダンゴスのタンゴを聴きました。
 ヴァイオリンの谷本仰さんは南小倉バブテスト教会の牧師さん。演奏する曲の説明や宣伝は彼の担当ですが、楽しくて笑って聞きます。だから牧師さんのお説教を聞いてみたいなあと思ってしまいます。
 ピアノはケイトミュージックのかの有名なミステリアスケイトこと秋元多恵子さん、細身の身体にダイナミックな演奏、トリオのふたりがインフルエンザにかかったお正月の美術館エントランスのコンサートでも彼女はぴんぴん、予防のための大きなマスクに彼女が風邪なのだ可哀相とわたしは思っていました。
 バンドネオンあるいはアコーディオンのいわつなおこさんは、夏の花火大会にお呼びしたやはりほっそりだけどパワーのある方。いつも爽やかに、下駄です。
 この三人のタンゴの演奏は同じものがない、このツアーはダンサーが踊るのです。国際大会によく出場するケンジ&リリアナの踊りは、絶対一番前で見たくなるすばらしい踊りです。こんな時「生きていて良かった」と思います。また来年も絶対聴きます、見ます。                     

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