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 聰子の日記の広場たより49号
通算三九四号 二〇〇三年三月二六日(水)陰暦如月二四日  発行人鍬塚聰子     
 
  地球を大切にしなさい
  それは親から貰ったのではない
  未来の子どもから借りているのだから
    ケニヤの言い伝え

 アメリカがイラクを攻撃しました。開戦、空爆、首都攻撃という恐ろしい文字が新聞に踊ります。燃えるバクダッドの大統領宮殿の写真は正視できません。二つの世界大戦の悲劇を教訓として、二十一世紀には戦争のない世界をという多くの人の願い、祈りは届かないのでしょうか。戦争がなくならないのは、それによって儲けようとする人々の力が強いからだとも聞きます。
 テロへの報復というアメリカの正義を受け入れてはいけないと思うのです。なぜアメリカがテロの標的になるのかを考えます。自由の国アメリカではなく、大帝国アメリカになってしまったからでしょうか。名誉とか富とか権力とかが命よりもっと大切なものであるという思い違いから、テロも戦争も生まれるような気がします。
 子どもたちにこの戦争をどう説明したらいいか悩みます。
 ある塾で小六の子が「ブッシュがイラクを攻撃し始めたんやろ!」とまるで松井が満塁ホームランでも打ったような口調で言ったそうです。家庭で学校で、このことについての対話があればこのような態度は生まれないでしょう。対岸の火事を見るような無責任な野次馬気分の国民が多い気がしてうそ寒い気分になりました。
 だからこそ、わたしたちは声を上げなければいけません。祈りが届かないと嘆いてはいけません。祈りは、声に出してこそ祈りなのです。わたしは祈りは心の中でするものと思っていましたが、違っていました。祈りの心で言葉を発することが真の祈りです。戦争に反対しましょう。戦争は絶対だめだと言葉に出して伝えましょう。
 以前紹介したふあふあ文庫さんに「祈りの部屋」という掲示板が出来ました。戦争という非情な事態にいたたまれなくて、でも言葉の力を信じて新しく開かれたのです。そこから「サリゲナクハンセンドウメイ」に参加しました。戦争への怒り、自分が今何も出来ない哀しみを述べている十代二十代の多さを知り救われました。だからわたしは、もっと勉強して戦争は駄目だと言わなければいけないと痛感しました。               
         

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