小倉リーセントホテル「帆柱の間」にて
祝「さざ波の向こうから」出版広重静澄さん
第百回美禄句会平成十六年五月三十日(日)  兼題「
丁度お祝いが重なりました。
 俳句誌「樹」の代表瀧 春樹さん
 八女句会の姫野恭子さん、若手代表の宮本千賀子さん。
それに静澄夫人智子さんも参加してくださいました。
 お祝いの題字は太田一明さんが洒脱な絵いりで壁に貼りました。
 智子さんが禅寺で二泊三日の研修のとき作ったのが
    禅寺や時計も持たず蝉の寺
 智子さんとお見合いして彼女の家に行ったところ、
この句が飾ってあったから即結婚を決意したとかしないとか・・・・

俳句が取り持つ二人の縁でした。


 特選  
  選                                   作者
春・智・さ 左手に海を右手に夏大根 一明
春・千・月 ふき硝子海の伊呂波を吹き込みぬ 晴海
月・さ 緑陰にくたばっている海がある 一明
佐・静・恭・千 シャボン玉飛んで箱庭洞(くき)の海 晴海
キャベツ噛めば噛むほど海は穏やか 千賀子
でこぼこの地球や海は笑っている さと子
ぎざぎざの海へ十薬咲きそろう 月代
青嵐ホーン岬の晴れていて 春樹
卓・千 梅雨明けの海泰然として不整脈 晴海
にごり目の郷田さんからイワシ買ふ 恭子
卓・春 山桜(みねばり)のやうな人ふ青岬 恭子
足下の記憶が揺れる夏の海 佐知子
短夜の波音リズム変えぬまま 千賀子
智・佐 砂浜にLOVEの文字あり春の海 千賀子
さ・恭 孫という忙(せわ)しき命抱きけり 卓二
月・智 さざ波の向こうはひょっこり宝島 晴海
智・千 さざ波の向こうの男梅は実に さと子
静・恭 飛魚や水平線が曲がり道 晴海
一・恭 海の男は火薬の匂い緑雨来る 春樹
月・静 筍の背伸びをしたる朝の海 一明
卓・さ 樹より海の虹みえ尼寺が見え 恭子
隠し事これもこれもと土用波 静澄
海開き趣味年齢を問われおり 静澄