二〇〇五年美禄一二月句会 【兼題 クリスマス】
                        作者    特選   選
二本の歯顔出しメリークリスマス    晴海    一・月  智・静
星降る夜むすめに教えるかたむすび 聰子        晴・一・静
空壜の一つひとつに聖夜の灯     一明       月・聰
万十の湯気立つ街のクリスマス    月代         一・静
聖夜の灯馬は立ったまま眠る     一明         月・晴
逢いたくて聖歌の街を立ち止まる   晴海          月・一・佐
金柑煮笑顔頬張る円座かな      智子        卓・
梟は聖夜にまたも目を瞑る       卓二          聰・晴
過去ばかり輝いているクリスマス   月代     佐
クリスマスろうそく周りの顔が揺れ   静澄         智・卓
空店舗花屋となりてクリスマス     一明         月・静
クリスマスケーキのような船が着く   一明         晴・静
クリスマスケーキが寺の門くぐる     一明        卓
聖夜かなゴムの手袋桃色の       聰子        一
変われない烏カアカア降誕祭       晴海        聰
聖という息子はニュージーに在り     静澄        聰
時雨るやイエスキリストの証明写真   聰子         佐
クリスマスおおいに混ざる手足かな   聰子         智
赤緑煌めきあれば降誕祭        月代         佐
サンタ来るあなたの家にもきっと来る  静澄        卓
歩くたび光が踊る聖夜かな        佐知子       智