九十回グランパ句会二〇〇七年七月二日(月)
       兼題入浴用品・他 旧皐月十七日

特選   選                              作者
美    な蓮良    1 シャボン玉高く飛べ飛べ夏の空   ミルク
な             2 カルピスの氷の音よカラコロン     ゴン
     由        3 風呂の蓋涙の雫小春おばさん     夏日
              4 梅雨寒や風呂に沈みて黄楊の櫛    ホロロ
     ホ次桃良   5 梅ちぎり降りしきる実に老母舞う   星 
ゴ聰  も次青      6 つるっと石鹸青い尻          藍
    ホ         7 ざらついた海綿ひとっ走りの夏    聰子
    ゴ乱な夏蓮照結8 歯ブラシと彼氏を捨てて夏の旅   まなやん
青   桃結        9 背筋を跳ねるシャワー夏半ば     又太郎
    星聰まし由   10 梅雨明けて殺意の指を洗いけり    結
    す          11 夢浅き女の湯浴み昼の月       野捨次郎
    星ホす美    12 行水は遥かにになりしたらい桶    乱葉
    賢し美      13 バスタブの窓いっぱいに仁王雲    又太郎
も   聰賢夏結   14 石鹸に足を取られて夏が来る     虎血
ホ   蓮        15 薄絹の更紗に替える貝の愛      しいもあ
    聰        16 夏の宵蛾の王国としじまの我ら    夏日
    乱ゴ賢良   17 ローションを頬にたたいて風青し   結
    ま美      18 湯上がりのうなじの白さバスタオル  乱葉
    も青照    19 浴槽に肩までつかる紫陽花湯     虎血
    青       20 白濁の湯に隠したり梅雨の肌      星
夏   乱美     21 朝シャンの香りかすかな白い服    又太郎
    し照      22 カタコトと石鹸箱の楽しさよ     ミルク
             23 梅雨に入り入浴剤の数も増え     藍
    まな青桃  24 湯上がりの汗ひく風や夕風や     ゴン
乱賢す ホ     25 つげ口をしそうな石鹸夏の朝     聰子
照結  桃     26 風呂あがり春のワルツで熱帯夜    星
    もまな   27 シャッキリとタオル乾いて梅雨晴れ間 乱葉
ま   乱ご夏蓮良 28 髪香る夏の夜の逢瀬かな   ミルク
次   し     29 人形の服を脱がせて湯浴みかな    聰子
          30 衣替え更紗ぼたんや忍ぶあい      しいもあ
          31 鍵かけてネオン落としてビブラ-ト   もとお
      照   32 整髪料父よ気付いてもう無駄と  まなやん
      結   33 ご馳走がお仕置きのような夏の夜  もとお
      照   34 夏至の宵鉦と太鼓の初げいこ ホロロ
      由    35 もっと涙を流しなよ地球    藍
    星      36 衣替え更紗馬蹄の恋なりき しいもあ
    次由     37 音もなく群がる蟻のおぞましさ ゴン
桃  次由     38 ほんわりと生きることが難しい  夏日
           39 青き見る路地のお針子背を曲げて   野捨次郎
し  賢夏     40 手毬花里の和尚の太き耳       ホロロ
蓮  星聰す    41 僕の血を真水に変えて生きたかり   野捨次郎
良  ゴす     42 お見舞いの途中に見つけた抜け殻や  虎血
星         43 わたくしの相手はわたくし花火かな  結
           44 寝つかれず習いとなりし冷素麺    もとお
今月の高点句七点つるっと石鹸青い尻       藍
(掲載順)    歯ブラシと彼氏を捨てて夏の旅  まなやん
        つげ口をしそうな石鹸夏の朝   聰子
        髪香る夏の夜の逢瀬かな    ミルク
      六点 石鹸に足を取られて夏が来る   虎血