第八十九回グランパ句会
    二〇〇七年六月四日(月)

     兼題「動物」           旧卯月十九日
特選 選                   
    も        1 山海の珍味磯の香りに緑濃し 又太郎  
    聰ま次    2 まあるいトマトに夏思う     藍
  藍照青蓮   3 ふうわりと今宵は何処あだ蛍   乱葉
            4 トラウマは五月雨とともに消えゆかん  星
    姫由      5 蜥蜴の尾だけ跳ね動くアスファルト 賢二
             6 雨少し発情少しオランウータン  聰子
     乱次由    7 たくましい胸風を切る夏燕 ゴン
    桃由      8 葬送の列は悲しきミミズの死  賢二
   まも結姫美青 9 縁日や帰り手提げの金魚かな  ゴン
乱藍 ゴ夏     10 折り鶴の無言に惚れて冷やし酒    星
     星      11 私は紫の花菖蒲 藍
    ま照     12 踏ん張って散歩厭がる今朝の犬 賢二
 藍星結美蓮 13 猫は飛ぶ夏の月にないてないて      ゴン
    青      14 緑林をさえづりまわる小鳥たち     夏日
    ホ      15 野生とは不思議なるもの鴇の雛    乱葉
   次美    16 初夏を孕んでいるか象の檻       聰子
   結      17 蛍火のせつなさこそを抱きたき     星
    も結夏ホ  18 鱗粉に僕は無呼吸症候群       野捨次郎
    乱      19 蛙鳴くあたり一面銀世界       又太郎
  乱聰     20 にがい生活初夏の発泡酒       又太郎
   結      21 若葉風鏃の錆よ犀の涙よ       聰子
    照姫    22 蛍火はあこがれ出でし我が思いよ    乱葉
   照      23 山笑う童となるや郷の我       姫本舗
    聰      24 夏燕電線一人鳴き続け        夏日
  ゴ美青   25 ツバメの巣軒下のベンチちょいとよけ   ホロロ
    ホ      26 妄想や春の雨にもひきよせられて    我洲
    星      27 音立ててビル倒れくる夏つばめ     結
    ま聰結   28 ペダル踏む筍終われば次豆よ     ホロロ
 ゴ藍ホ夏桃 29 きっぱりと桜散りけり明日は明日    姫本舗
          30 森の中画聖が空から降ってくる    夏日
    も次夏   31 禁煙の路に灼熱の痰を吐く      結 
  乱      32 つばくらめ望郷の調べ空を超え     ホロロ
次結照 藍ゴ蓮 33 春風と改札抜けて街に出る      姫本舗
      星桃  34 人おらず月に佇む岩桔梗       夏日
   由      35 雲の峰正義のために敬礼す      結
 蓮      36 騒々しく働き働く蛇穴を出づ     我洲

高得点句
九点 春風と改札抜けて街に出る    姫本舗
七点 猫は飛ぶ夏の月にないてないて   ゴン
    きっぱりと桜散りけり明日は明日  姫本舗
六点  ふうわりと今宵は何処あだ蛍    乱葉
    縁日や帰り手提げの金魚かな   ゴン


注釈 ま→まなやん(まいむの記者さん)
   照・蓮・青・桃・美・由はレディスもじ愛・Iクラブの熟女連