第七十六回グランパ句会 兼題「子」
           二〇〇六年五月八日(月)旧暦卯月十一日
特選    選                           (作者)
   清・乱  1 つくしとり自然に光る子どもたち(ゴン)
          2 青野菜ぐんと伸びて駆け回る(又太郎)
     ゴ    3 獅子頭どさりと小鳥ちちちちち(野捨次郎)
                    (獅子頭は椿の品種)
     又    4 空仰ぐ目刺しのような鯉幟 (もとお)
     又・賢  5 少子化や耳のそばで今年竹(聰子) 
      清   6 小石投ぐ童乗らむや花筏(乱葉)
      我   7 藤のテラスでハーブティー (藍)
      も   8 録音を失敗し続け菜種梅雨 (夏日)
 藍・聰・清・次 9 麦の穂をさやさや風が撫でている(ゴン)
     我・ミ 10 五月晴れドライブがてらの見舞いかな(もとお)
        11 竹の子や育ち盛りのほろ苦さ(又太郎)
         12 私よりよい子ができたら大変だ(もとお)
         13 厄おとしこれといって何もない春 (我洲)
     結  14 MAM復活して楽しからずや (清)
      聰  15 春時雨海の声する小田和正 (夏日)
      乱  16 葉は光り椿てんてん武装する (結)
   ミ・乱・我 17 五月雨呼び込む憂いかな(藍)
   又・聰 18 藤棚の下は善人ばかりかな (乱葉)
       清 19 天空が大股広げて花嵐 (結)
   結・ゴ・賢 20 新緑やめんこあそびの頃のこと(清)
     結・ゴ 21 くもり空一点光る冬の旅(我洲)
   次・藍 22 人の子のぽろり生まれておぼろ月(聰子)
   又・賢 23 新芽がおれの骨からひょろひょろ(結)
         24 脳みその中をさまよう桜月夜 (野捨次郎)
   藍・も 25 川の瀬や若鮎跳ねて空青し (又太郎)
       ミ 26 鯉のぼりたくましくなれと肩車 (ゴン)
   次・藍 27 君は説く桜を散らす雨の中 (乱葉)
     聰 28 満開の闇にて人は声落とす (野捨次郎)
       乱 29 チューリップ囲んで走る子どもかな(藍)
      も 30 裏声で歌う子どもの五月晴れ (聰子)
          31 新緑や雨しとしとと心のうち (我洲)
          32 花の中はしゃぎあそんだお友達 (清)
     ゴ・も 33 たかいたかい赤子背いっぱいのいわし雲(野捨次郎)
ミ・賢 我・次 34 蓮の匂いそわそわしだし街に出る (夏日)

五月 六点句  蓮の匂いそわそわしだし街に出る  夏日
   四点句  つくしとり自然に光る子どもたち  ゴン
        麦の穂をさやさや風が撫でている  ゴン
        藤棚の下は善人ばかりなり     乱葉
        人の子のぽろり生まれておぼろ月  聰子       
        新芽がおれの骨からひょろひょろ  結
        君は説く桜を散らす雨の中     乱葉