第七十五回グランパ句会   二〇〇六年四月三日(月)
作者                          特選    選
 1 まぶしい日片手にビール桜良し (ゴン) 
 2 花見酒来た時よりも美しく (もとお)         福・清
 3 散歩道春麗なりよろず酒 (ミルク)
 4 花の脳ベロンベロンと舌がでる (又太郎)   聰・賢・次
 5 桜見て微笑み浮かべ酒を飲む (ゴン)
 6 外套は重し春の雪に寝転ぶ (野捨次郎)      ミ・乱
 7 コニャックをあたためる夜の花びらよ (聰子)  清
 8 春の夢飲みまくった酒博物館 (夏日)
 9 梅満開ひさかたの空青くして (乱葉)         ゴ・藍・も
10 花乱舞酒色酒食にただ溺れ (賢二)   我
11 春ともしヒール舗道を打って去る (結)        福
12 無印の花も叫ぶよ春うらら (姫本舗)         藍・ミ
13 水鳥は素早いカンチューハイは美味い(もとお)   又
14 親鴨が子に呼びかけて春の水 (ミルク)       次
15 春の宴清算モードの人生行路 (又太郎)      乱
16 酒を飲み春の息吹が染み渡る (ゴン)        ミ
17 菜の花を二つに分けて川早し(野捨次郎)    聰・ゴ・も
18 旨酒や花に嵐にざんげざんげ (聰子)        木
19 春の昼帰ってものむ生きてるオーナー(夏日)   賢
20 ひとり身の春うろうろと赤ワイン(乱葉)       又・清・我
21 ひとり身の住むには広き鴎外居 (賢二)
22 排卵の瞳や黒い土ぬくし (結)             聰
23 春眠やENDマークは忘れけり (姫本舗)       又
24 途中下車土の匂いに安堵する (もとお) ゴ・清・次
25 さみしさに春の雪解け霞む山 (ミルク)
26 万力で頭挟んで1.2.3 (又太郎)    も・結
27 両手いっぱいの花少女転ぶ (野捨次郎)     ゴ・結
28 花篝おんな座りのショットバー (聰子)
29 酔いつぶれまっすぐ歩く春セーター (夏日)     乱・我
30 雨になりアブサンを飲む花疲れ (乱葉)       も・結
31 花びらの迷い来て猫大あくび (賢二)        福・木
32 反省をしない花の天皇主義者 (結)         又      
33 ひと思うページをめくる春の宵( 姫本舗)藍・ミ   清・我
34 扉をひらき春のめまい (藍)           賢・結・次
35 桜酒は悪酔する (藍)
36 桜舞う私を包みこむ (藍)
37 春誘う風に乗って闇の中 (虎血)
38 罪人が桜見ながら歌うたう(虎血)        木
39 突き破るこぶしにハラリ桜かな (虎血)      ゴ・賢
40 友とのむ桜旅行の浮世かな (清)        福・木
41 若い日の夜桜深く酔いしこと (清)        も・ミ・乱・藍
42 水前寺桜の宵のワインかな (清)
43 卓球の球ゆれ動くさま風光る (我洲)      結
44 おふくろが三月のひる床につく (我洲)     次
45 バス通院春人それぞれ首たれ (我洲)     聰

四月の高点句
六点 途中下車土の匂いに安堵する    もとお
   ひと思うページをめくる春の宵   姫本舗
五点 花の脳ベロンベロンと舌がでる    又太郎
   菜の花を二つに分けて川早し    野捨次郎
   扉をひらき春のめまい       藍