第七十二回グランパ句会 二〇〇六年一月十六日(月)
                 (作者) 特選
 1 悲しみ二倍喜び半分くり饅頭 (もとお)   聰
 2 寒梅に雀羽立てとまりにけり (又太郎)
 3 もう二十歳青竹のように伸びようよ(ミルク)
 4 朝霜に負けず咲く花見習おう (ゴン)     ミ
 5 初詣孫の背丈に負けていた  ( 賢二)    ミ
 6 一萬回空海と書く石蕗の花  (聰子)   賢・乱
 7 酒無くば三千世界に春は来ず (乱葉)
 8 病室に日が射す8時23分  (夏日)
 も
 9 眠れずに本読む吾に月の射す (虎血)

10 愛すれど視野がぼやけて気もふらふら(藍)
11 凍てる海三時に沈む夕陽輝る (瀬井)
  も
12 韓流の愛を貫く雪景色 (萬里)
13 冬の雨心に落ちる涙かな (たまこ)     虎
14 好きやねんジングルベルが言葉けし (姫本舗)
15 風呂の中日を数える九九の算 (清)     も
16 海を見る山を見るさて春の坂 (結)     ミ
17 歳男記憶正しく美しく (もとお)    乱・ゴ
18 時化模様うみねこ飛ばず酒交わす(又太郎)
19 今は冬冷たい風が体を撫でる (ミルク)
20 つきたての餅をおろしでもう最高 (ゴン)
21 古里や父母元気です初御空 (賢二)     乱
22 二階建てバスに憂鬱貼り付いて (聰子) 賢・虎
23 去年今年何事も無く一人者  (乱葉)
24 餅米をにぎる手冷たき冬の水 (夏日)
25 世の中は一、二、三でジャンプする(虎血)
26 雪かきの間パソコン寂しい時 (瀬井)
27 日めくりの1が晴れやか屠蘇祝う(姫本舗)
                 
ゴ・も・乱・賢
28 幼き頃数字を書いてくらべる (清)
29 ころころころ殺しころころ初いくさ(結)  虎
30 ななめ直線のどしゃぶり寒のともし(我洲)  聰
31 作業所やゆきはゆきで帰りもゆきで(もとお) ゴ
32 
冬越えられぬ壁を認める勇気をください(又太郎)ミ 清
33 時雨かな里が恋しいミルク鍋   (ミルク)

34 あらうまい雑煮の中にこそは餅 (ゴン)   ミ
35 初夢に魘されしこと忘れけり (賢二)    虎
36 三面鏡の後ろに茂る母は裏白 (聰子)   賢
37 百八つ今年もついて飲みはじめ (乱葉)虎・清
38 病室の中、月は西に日は東 (夏日)    清
39 白鳥はもがいています年はじめ (虎血)
40 
アラビア数字覚えてみたもののVまでかけず(清)
41 よろこびが晴れ着いきかう初メール (姫本舗) ゴ
42 夕明りまなこ寒なり閉しけり (結)     聰
43 初めて二人でめしを食べた冬 (我洲)
 聰
44 冬ざれや殺風景をもくもく (我洲)

一月は句会出席が7人。選も7人で寂しいです。
投句していなくても選句してください。俳句眼が養われる
はずです。。