張り出し句会  6月22日 午後一時半から 
   小倉南区徳力公団駅前 
茶房青花にて  その場で出句

みなづき青花句会  二〇〇四年六月二十二日(火)

特選                                         作者

           ゴ 1 まなざしに蜃気楼の波熱帯丘       ミルク

   結・も・香 2 海風にひばり飛び鳴き魚影なし     又太郎

         3 まみあげて夏至の夕映え試験の日    結

   香     4 若き日は視覚を気にした思い出か    又太郎

角・桃・さ    5 よく見れば花はしおれて肉を買う    もとお

    角・又  6 青蜥蜴目ざとく夏の入り口へ        さとこ 

      角・イ    7 急いでるきれいな女夏の道         ゴン

・ミ・も・結  8 うれしくも悲しくも見え月鏡      あや

  ゴ・桃・イ  9 抜く歯医者抜かない歯医者目に涙     もとお

  ミ・桃   10 原理主義の自爆の理由は見えず     又太郎

  も・ゴ   11 幼い子のすきとおった黒いひとみ    ミルク

  又     12 生前の部屋は水色まなこかな      さと子

       13 眼と眼とは憎しみのないかれんな花   ミルク

  角・ミ   14 子どもたちオニヤンマ見て追いかけて   ゴン

        15 揺れ青葉なごむ空間ワイド画面       香華

  結・又・さ 16 玉子とじ猫に作った眼差し        もとお

        17 北の庭白き葉見えず半夏生          角

  又・も・香 18 風が吹きたなびきゆれるヒマワリや    ゴン

・桃・ミ   19 発端は死である風のまなざし        さと子

    さ   20 みなづきの魚の骨や目に薬        結

   イ・ミ・ゴ   21 見えるもの意識しなけりゃ見えぬもの   香華

さ・も・香       22 紫蘇スイカヤマモモ木イチゴシャツのシミ 桃夭

   イ    23 六月の死霊緑内障の眸に             結

イ・又・結角結  24 暗闇にとうとう出たか人魂か最後にのこそホタル一匹
                                              桃夭

   桃    25 異次元と棚田の団地写す夏           香華                   

終わりを決めた、徳力なる茶房青花

聖歌流るる瀟洒な空間

11名の即興俳人たち集まり

涼やかな昼下がりの句会

主題は「まなざし」について

庵主角さんも参加  結記す

注・選句の「イ」はイエスさんです。選句のみの参加です。



静かな茶房青花で初句会への
不安と期待の三人・・・・

初めての茶房青花で
ミルクさんと又太郎さん


題「目」で作ります
眼差し・視覚・見える・見えない・見るなんでも


賑やかに選句、合評


全25句



第五十三回グランパ句会  兼題「女」 
二〇〇四年六月七日(月)

               ありがとう私の生き方花しょうぶ         藍

        ひ・暮    恋女宝石箱に身を投げる               もとお

             3  夢の中おとことおんなのわかれうた        ミ

      ゴ・ミ 4  もの言わぬ女(ひと)ほど難解なものはなし  ひろし

       ゴ       更衣(ころもがえ)ときめいた日の女(ひと)と再会(あい)
                                                     

       ミ       来てみれば里の景色は麦の秋          乱葉

        も      不惑待ちしばし女の子にかえる        子房

      虎・暮・   8  おんななど捨てっちまえばいい泰山木   さと子

               赤錆の砲弾有りし白き夏              賢二

我・結・香・ゴ 10  前を行く女(ひと)の手かざす梅雨晴れ間  虎血

        11  好きなんだ大声だして青い梅雨    ゴン

        12  わかき女涙を武器に挑みつつ      ムーミンママ

        13  ほほえんで腹わた燃やす夏女      香華

   乱   14  六月の光大きな封書開(あ)く      結

     も   15  揺れて枇杷写し鏡か我がこころ      ムーミンパパ

        16  裏切りの密会の庭びわ太る         せい

        17  兜虫少年時代手がとどかず      我洲
         

 
    せ・香  18  ひまわりに嫉妬覚ゆる青白さ        藍

        19  ヘルパーの言葉が刺さる豆腐かな     もとお

   ゴ    20  さざなみの砂に消えゆく女心        ミルク

  も・我・暮 21  しっかりと目を見て嘘つく女かな        ひろし

             22  ティーシャツの娘(こ)を横目に単衣着る 暮淡

      信    23  いつも来るテキ屋も老いて藤まつり   乱葉

         24  蒼ざめた頬で恥らう初花よ         子房

         25  女梅雨後ろへ跳べないカンガルー    さと子

  せ・結・虎 26  足立山独りになりし黒揚羽         賢二

              27  失恋はガラスが割れて響く音     ゴン

     ミ        28  天寿とて嫌よだめだめ燕飛ぶ        ムーミンママ

     結・せ   29  老うが毎青菜光るる命あり       香華         

   乱・ひ・暮  30  五月雨や女ふともも放り出す          結

         31  近頃は女と呼べぬ人在りて          ムーミンパパ

    さ     32  無知は罪六月の川去るばかり         さとこ

              33  蛇の夢見たがよいことは起こらず      我洲

     我・ひ     34  愛を乞い時代と寝て女になる          藍          

     さ        35  韮貰い良き隣人となりにけり          もとお

  せ     36  てんてんと夢をさかせるあじさい花     ミルク

        37  聞こえましたあなたの言葉ありがとう    ひろし

         38  しなやかに夏の少年ジャンピング       暮淡

も    我・虎     39  神幸祭濡れた下帯視る少女             乱葉

         40  初夏の色まとった蛙いざ出陣            子房

     信・乱・結   41  桃は実に未遂の罪の女かな              さと子

     乱・結     42  雌狐石榴の花の街に棲む                賢二                 

   我・ミ・信 43  はあはあと水飲む少女の黒い髪           虎血

  結     44  光る風いい奴だなと笑ってる             ゴン

               45  夢醒めて雨水をみみに泣きこころ         ムーミンママ 

  虎     46  ひたすらにただひたすらに行くを待つ       香華

   さ     47  のしかかる女の軽さやバラの朝             結

         48  花しょうぶキリリと立ちて古閑なり         ムーミンパパ

   さ・も   49  黴が増えあっという間の昼休み             せい

   香     50  うつぶせにうなじを見せて避暑の女          我洲

   ひ・香   51  落日の形見の如き暑き夜                  虎血